ウィメンズヘルスにはヘルスリテラシーの向上が必須なワケ

ウィメンズヘルス

どうも、みっこです。

前回の記事で、
ヘルスリテラシーとは、
健康に関する情報を検索し、
理解した上で判断すること

と解説しました。

詳しくはこちら☟
健康でいるためには「ヘルスリテラシー」の向上が必要不可欠

今回は
ウィメンズヘルスにはヘルスリテラシーの向上が必須なワケ
について解説していきます。

近年は産後も働く女性が増えたり、
シングルマザーが増えたり、
核家族化によるワンオペ育児の増加など、
女性がよりアクティブになっていると
感じます。

生理、妊娠、出産、更年期
変化する女性の身体ですが、
どうしても家族のことを優先にし
自分のことは後回しにしがちです。

自身の身体や健康について理解していないと
家事、育児、仕事を両立
させることが難しい
と感じます。

女性が担う役割が大きいため、
健康であってこそ成り立つ部分が大きい
と考えています。

この記事を読むと
  • 女性のヘルスリテラシーがどのように教育されたか知ることができる
  • ライフイベントごとのヘルスリテラシーについて理解できる
  • ウィメンズヘルスのヘルスリテラシーを高めるメリットについて理解できる

ことにつながるでしょう。

この記事を読まなければ
  • 女性特有のヘルスリテラシーが分からないまま
  • 自分自身の不調を解決する手段が分からないまま

になりかねません。

それでは、
ウィメンズヘルスとヘルスリテラシーの関係
についてみていきましょう。

ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

我が国のウィメンズヘルスの教育事情

女性の身体は、
初潮を迎えてから、
妊娠、出産、閉経
変化していきます。

女性の身体に関する最初の教育は、
おそらく小学校で受けた
「生理」の授業
ではないでしょうか。

私自身もその授業のことは印象的で、
今でもよく覚えています。

小学5年生の時。
女の子だけ教室に集まって、
保健の先生から女性の身体の仕組みを教わり、
トイレの三角コーナーの使い方や
ナフキンの使い方など学びました。

生理を全く知らない状態だったので、
「毎月血が出るの?」
とびっくりしました。

既に初潮を迎えていた子は数人で、
生理について話すことは
「恥ずかしい」
という意識でした。

中学時代にも
「性教育」の授業がありましたが、
その時は妊娠について
一回教わったきりでした。

部活を休んで早退する子、
授業を抜けて保健室で休む子がいると
「あ、生理痛かな」
と察するようになりました。

恥ずかしさから
友達と生理の状態や身体のことについて
話すこともなく、

親とも生理の症状や、
妊娠について
話すことがありませんでした。

ある調査によると、
「学校でもっと詳しく聞いておきたかった
性や女性の健康に関する教育」
は、

「女性に多い病気の仕組み,
予防・検診・治療の方法」

が最も多かったと報告されています。

この結果を解釈すると、
小学校から高校までの教育の中で、
女性特有の身体の変化、症状、病気について
圧倒的に学ぶ機会が少なかった
ことを示しています。

このように、
日本の教育ではについて話すことを
恥ずかしがる傾向にあります。

隠しがちで、公にしないことが美徳。
そのため、
自分の症状が深刻かどうかの判断が
できないままになります。

ウィメンズヘルスリテラシーの高さが仕事のパフォーマンスにも影響する

近年、
妊娠・出産を経て
社会復帰する女性が多く、
女性の社会進出
めざましく変化しています。

キャリアを築きながら
生活を両立させるためにも、
健康は重要な要素のひとつです。

私自身、20代の頃は
健康とは程遠い生活をしていました。

社会人になり、
収入が得られるようになると

好きなことにお金時間
使えるようになり、
自分の身体のケア
疎かになっていました。

食事はパンやお菓子で済ませ、
お酒は好きなだけ飲む日々。

生理不順生理痛が当たり前で、
ひどい時はピルでコントロール
していました。

学生時代に女性の身体に関する
教育を受けていないので、
これが異常であることさえ
分かっていませんでした。

病院にかかることなく放ったらかし
にしていました。

今振り返ると、
本当に不健康だったと実感します。

私のような生活をしていた女性は
いないと思いますが、
働く女性と健康について調べたところ、
以下のような調査をみつけました。

日本医療政策機構が
就労女性2,000名を対象に、

「女性に関するヘルスリテラシーと女性の健康行動や労働生産性、必要な医療へのアクセスとの関連性」
を調査したところ、

女性に関するヘルスリテラシーの高さが、
仕事や妊娠、健康行動と関連のあることが明らかになった

日本医療政策機構 「働く女性の健康増進に関する調査2018」

との結果が報告されています。

つまり、

  • 女性に関するヘルスリテラシーの高さが、仕事のパフォーマンスの高さに関連
  • 女性に関するヘルスリテラシーが高いと、女性特有の症状があった時に対処できる割合が高い
  • ヘルスリテラシーの高い人の方が、定期的に婦人科・産婦人科を受診したり、がん検診などの健康管理を実行している
  • ヘルスリテラシーの高い人の方が、職務満足度が高い
  • ヘルスリテラシーの高い人の方が、QOLが高い
  • ヘルシリテラシーの低い人は、半数以上が特に健康管理をしていない

このような調査結果を解釈すると、
「ヘルスリテラシーが高い人は
仕事ができて、
女性トラブルの対処方法を知っていて、
QOLが高い」

という事です。

健康に関する知識を知っていて、
それを実践していて、
女性としての
身体のケアメンテナンス
をしている。

つまり、
自分自身の身体を大切に
しているということです。

自分を大切にすることが
QOLを高めるなんて、
最高だと思いませんか?

このようなよい循環を作るためにも、
ヘルスリテラシーを向上させることが
ポイントになります。

ヘルスリテラシーの高さが妊活への近道

生理不順や生理痛が
当たり前の身体になっていると、
妊娠を希望している時に
ハンデになることがあります。

今まで身体を向き合っていなかった方が、
結婚やパートナーとの出会いをきっかけに
「妊娠したい」
と思っても、

ある日突然
身体は変えてくれませんよね。

例えば、
ヘルスリテラシーが高い妊活中の女性は、
月経異常に気づくと、
改善するために行動を起こすことができます。

具体的には
・医療機関を受診したり、
・処方薬を飲んだり、
・食生活を改善したり、
することができます。

しかし、
ヘルスリテラシーが低い女性は
何が問題か気づきにくいので、
何もアクションを起こさない割合が高くなります。

また妊娠してからや育児についても、
ヘルスリテラシーの低さ
健康に悪影響を与える可能性があります。

例えば、
赤ちゃんに影響を及ぼす食事をしてしまったり、
赤ちゃんからのサインを見逃して
受診のタイミングを遅らせてしまう
かもしれません。

ウィメンズヘルスに関する
健康知識があるかどうかで、
・妊活の方法が具体的にわかり
・望んだ時期に妊娠できる可能性が高まり
・妊娠中や産後の身体を労わる
ことができます。

ウィメンズヘルスのリテラシー向上のためには、
・市町村主催の母親教室
・産婦人科主催の保健指導
・育児情報誌
で情報収集することができますが、
その意欲は個人差が出やすいのが現状です。

このように、
自発的に行動する人のみが
情報を得られる環境になっています。

すべての女性に情報が伝わるよう
学校での健康教育と
普段から自分の身体の状態を知ることが
必要ではないかと考えます。

女性のヘルスリテラシーを高めたい理由

女性のヘルスリテラシーが高いと
仕事のパフォーマンスも高まり
QOLも向上し、
妊活~産後までの知識不足が解決されることを
解説してきました。

学校での健康教育が十分とは言えない中で、
女性のヘルスリテラシーを高めたい
理由があります。

それは、
私と同じように
生理妊活産後のトラブルで悩む女性を
一人でも多く助けたい
と思いがあるからです。

例えば、

  • 生理は日頃からケアすると「痛くない」もの
  • 生理痛があるときの楽な姿勢
  • PMS軽減のための食事
  • 女性の不調を解消するエクササイズ
  • 妊活のポイントとなる食事、運動、睡眠
  • 産後のトラブルを回避するための姿勢エクササイズ

などがあります。

これらの悩みがあっても
以前の私は
「治す方法がない」
「解決策を知らない」
と思っていました。

しかし、
正しい知識を身に着け実践したので、
これらの悩みを解決でき、
身体の不調で悩むことが
格段に軽減しました。

身体の悩みが減ったので、
体調次第でスケジュールを変更することも減り、
趣味に充てる時間が増えました。

多くの女性の悩みは
ウィメンズヘルスに関する
正しい知識を知ってもらうことで
解決できると思っています。

これが、
私がウィメンズヘルスのヘルスリテラシーを
高めたいと思っている理由です。

まとめ

ウィメンズヘルスにはヘルスリテラシーの向上が必須なワケ
についていかがでしたか?

ウィメンズヘルスに関する教育や
ヘルスリテラシーが、
仕事やQOLに影響することを説明しました。

これまでの内容を簡単におさらいしますね。

我が国のウィメンズヘルスの教育事情

  • 女性に多い病気の仕組み,予防・検診・治療の方法について知りたいと思う人が多い
  • 女性特有の身体の変化、症状、病気について圧倒的に学ぶ機会が少なかった

ウィメンズヘルスリテラシーの高さが仕事のパフォーマンスにも影響する

  • 女性に関するヘルスリテラシーの高さが仕事のパフォーマンスの高さに関連する
  • ヘルスリテラシーが高い女性はQOLも高い

ヘルスリテラシーの高さが妊活への近道

  • ヘルスリテラシーが高まると妊活の方法が具体的にわかるようになる
  • 望んだ時期に妊娠できる可能性が高まる
  • 妊娠中や産後の身体を労わることに繋がる

女性のヘルスリテラシーを高めたい理由

  • 女性の悩みはウィメンズヘルスの正しい知識を得ることで解決できる

ウィメンズヘルスの悩みは
病気や治療とは違って緊急性がないことが多く、
女性の生涯を通じた付き合いになることから
どうしても見過ごされやすくなります。

健康な体作りのために、
ぜひウィメンズヘルスリテラシー
を高めたいですね。

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