「パラベンフリー」は本当にいいの?フェムケアアイテムを選ぶうえで知っておきたい女性ホルモンとの関係

膣ケア

どうも、みっこです。

化粧品やフェムケアアイテムを選ぶとき、

「パラベンフリー」

のラベルを見かける機会が増えました。


特にデリケートゾーンに使用するものに
多く見かける気がします。

でも「パラベン」がどんな働きをして、
「フリー」になると
どこにメリットがあるのか知りませんでした。

ソープやローションなどの
フェムケアグッズを選ぶときの参考になればと
今回調べてみました!

この記事では、
パラベンとパラベンフリーについて
詳しく説明していきます!

パラベンとは何か?

パラベンとは、
食品や飲料や化粧品に
防腐剤として配合されている成分です。

パラベンの物質名は
『パラヒドロキシ安息香酸エステル
(別名:パラオキシ安息香酸エステル)』
と言われます。

主な種類は

  • メチルパラベン
  • エチルパラベン
  • プロピルパラベン
  • ブチルパラベン

などがあります。

化粧品に配合されているパラベンは、
製造工程で混入する微生物やカビなどから、
製品を守る働きを担っています。

防腐剤としての役割があって、
製品を守るなら
いい成分のような気もしますよね。

パラベンの使用が懸念されている2つの理由

パラベンが健康に与える可能性は
2つあると考えられています。

❶ホルモンバランスへ影響がある説

パラベンには

女性ホルモン作用がある

と言われています。

エストロゲンに似た性質を持つことで、
ホルモンバランスに影響を与える可能性がある
と言うものです。

一部では、
妊娠中の母親や小さい子どもが摂取すると、
子どもの生殖器の異常や精子の減少などを
引き起こすリスクも指摘されているそうです。

この中でも

「ブチルパラベン」と「プロピルパラベン」

は国際的な食品規格を作る組織(JECFA)
やEU全体で、
使用禁止になっています。

パラベンは、内分泌かく乱物質であると疑われていますが、その活性は、パラベンの分子構造の長さとともに増加します。より長い構造を有するパラベン(例:ブチルパラベンやプロピルパラベン)はより強い活性を有していますが、短い構造を有するパラベン(エチルパラベンとメチルパラベン)は非常に低い活性を有し、より安全であると考えられます。欧州では、化粧品へのパラベン類の使用に制限を設けて、その限りにおいては安全性を保証できるとしています。
さらにはがんを誘発する疑いがありますが、すべてのパラベンにおいて、化粧品の法規制内の使用によるがんの増加は報告されていません。

資生堂ホームページより パラベン | 資生堂 (shiseido.com)

このような理由があるとは
初めて知りました。

ちなみに資生堂では、
エチルパラベンメチルパラベン
を使用しており、

ブチルパラベンプロピルパラベンを含まない
製品の開発・改良を進めているそうです。

さすが化粧品会社なだけあって、
安心できる取り組みですね。

❷現在研究中であるという説

先ほど、
パラベンとエストロゲンに関係性がある
と説明しましたが、

しかしこれについては研究が進行中で、
まだ一致した科学的見解は出ていない
という意見もあります。

エストロゲンとパラベンの関連性についての
研究は続いており、

特に長期的に使用することで
影響があるかどうかについて、
理解が深まっています。

パラベンは天然のなかにも存在する

化粧品等に含まれるパラベンは
化学合成で作られていますが、
実は天然物中にもパラベンは広く存在
しています。

近年では

・ニンジン
・トマト
・菜種油
・オリーブ油など

の植物の抗菌作用や
抗酸化作用が注目されています。

パラベンは体内に取り込まれると
容易に分解されて、

代謝物である
『パラヒドロキシ安息香酸』に変化し
速やかに体外に排出されることが
知られています。

食品にも含まれる「パラベン」なら
安全性も高い気もしますね。

パラベンフリー=防腐剤不使用ではないかも

「パラベンフリー」を選ぶ人は
アレルギー対策として
考えている人も多いかと思います。

しかし実は

「パラベンフリー=防腐剤不使用」
という意味ではありません。

パラベンフリーの商品は、
防腐剤としてパラベンに変わる別のものを
配合している場合も多いのです。

中にはパラベンより
毒性が高い成分もあります!

そのような
化粧品やフェムケアアイテムを使用して
炎症膣炎を起こしてしまっては
元も子もありませんよね。

 パラベンの代わりに
よく使われるものの代表として、

フェノキシエタノール

という防腐剤があります。

<パラベン以外に、薬機法で許可された防腐剤の種類> 
フェノキシエタノール
安息香酸塩類
パラオキシ安息香酸エステル(Na)
サリチル酸塩類
クロルクレゾール
デヒドロ酢酸(Na)
ソルビン酸(Na)
ヒノキチオール
亜鉛
塩化セチルピリジニウム
塩化ベンゼトニウム など

パラベンフリーの落とし穴もあるので、
代用品として使われる
このような成分にも注目しておきましょう。

まとめ

現在パラベンに関する研究は進行中であり、
安全性についての議論が続いています。

調べてみて分かりましたが、
✅パラベンが女性ホルモンと関係する件、
✅パラベンフリーがすべていいとは限らない件
が参考になりました。

個人的に、
デリケートゾーンに使用するアイテムは
安全性の高いものを見極めて
使用したいと考えています。

  • オーガニック認証を受けているもの
  • パラベン使用の有無
  • 使用されている成分

これらすべてを考慮し、
お気に入りのアイテムを
見つけていきたいですね。

最後までご覧いただき
ありがとうございました。

みっこ🌸

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