どうも、みっこです。
化粧品やフェムケアアイテムを選ぶとき、
「パラベンフリー」
のラベルを見かける機会が増えました。
特にデリケートゾーンに使用するものに
多く見かける気がします。
でも「パラベン」がどんな働きをして、
「フリー」になると
どこにメリットがあるのか知りませんでした。
ソープやローションなどの
フェムケアグッズを選ぶときの参考になればと
今回調べてみました!
この記事では、
パラベンとパラベンフリーについて
詳しく説明していきます!
パラベンとは何か?
![](https://maru2-micco.com/wp-content/uploads/2023/10/名称未設定のデザイン-19-800x450.jpg)
パラベンとは、
食品や飲料や化粧品に
防腐剤として配合されている成分です。
パラベンの物質名は
『パラヒドロキシ安息香酸エステル
(別名:パラオキシ安息香酸エステル)』
と言われます。
主な種類は
- メチルパラベン
- エチルパラベン
- プロピルパラベン
- ブチルパラベン
などがあります。
化粧品に配合されているパラベンは、
製造工程で混入する微生物やカビなどから、
製品を守る働きを担っています。
防腐剤としての役割があって、
製品を守るなら
いい成分のような気もしますよね。
パラベンの使用が懸念されている2つの理由
![](https://maru2-micco.com/wp-content/uploads/2023/10/PL用画像-20-800x450.jpg)
パラベンが健康に与える可能性は
2つあると考えられています。
❶ホルモンバランスへ影響がある説
パラベンには
女性ホルモン作用がある
と言われています。
エストロゲンに似た性質を持つことで、
ホルモンバランスに影響を与える可能性がある
と言うものです。
一部では、
妊娠中の母親や小さい子どもが摂取すると、
子どもの生殖器の異常や精子の減少などを
引き起こすリスクも指摘されているそうです。
この中でも
「ブチルパラベン」と「プロピルパラベン」
は国際的な食品規格を作る組織(JECFA)
やEU全体で、
使用禁止になっています。
パラベンは、内分泌かく乱物質であると疑われていますが、その活性は、パラベンの分子構造の長さとともに増加します。より長い構造を有するパラベン(例:ブチルパラベンやプロピルパラベン)はより強い活性を有していますが、短い構造を有するパラベン(エチルパラベンとメチルパラベン)は非常に低い活性を有し、より安全であると考えられます。欧州では、化粧品へのパラベン類の使用に制限を設けて、その限りにおいては安全性を保証できるとしています。
資生堂ホームページより パラベン | 資生堂 (shiseido.com)
さらにはがんを誘発する疑いがありますが、すべてのパラベンにおいて、化粧品の法規制内の使用によるがんの増加は報告されていません。
このような理由があるとは
初めて知りました。
ちなみに資生堂では、
エチルパラベンとメチルパラベン
を使用しており、
ブチルパラベンとプロピルパラベンを含まない
製品の開発・改良を進めているそうです。
さすが化粧品会社なだけあって、
安心できる取り組みですね。
❷現在研究中であるという説
先ほど、
パラベンとエストロゲンに関係性がある
と説明しましたが、
しかしこれについては研究が進行中で、
まだ一致した科学的見解は出ていない
という意見もあります。
エストロゲンとパラベンの関連性についての
研究は続いており、
特に長期的に使用することで
影響があるかどうかについて、
理解が深まっています。
パラベンは天然のなかにも存在する
![](https://maru2-micco.com/wp-content/uploads/2023/10/名称未設定のデザイン-28-800x533.jpg)
化粧品等に含まれるパラベンは
化学合成で作られていますが、
実は天然物中にもパラベンは広く存在
しています。
近年では
・ニンジン
・トマト
・菜種油
・オリーブ油など
の植物の抗菌作用や
抗酸化作用が注目されています。
パラベンは体内に取り込まれると
容易に分解されて、
代謝物である
『パラヒドロキシ安息香酸』に変化し
速やかに体外に排出されることが
知られています。
食品にも含まれる「パラベン」なら
安全性も高い気もしますね。
パラベンフリー=防腐剤不使用ではないかも
![](https://maru2-micco.com/wp-content/uploads/2023/10/PL用画像-3-800x450.jpg)
「パラベンフリー」を選ぶ人は
アレルギー対策として
考えている人も多いかと思います。
しかし実は
「パラベンフリー=防腐剤不使用」
という意味ではありません。
パラベンフリーの商品は、
防腐剤としてパラベンに変わる別のものを
配合している場合も多いのです。
中にはパラベンより
毒性が高い成分もあります!
そのような
化粧品やフェムケアアイテムを使用して
炎症や膣炎を起こしてしまっては
元も子もありませんよね。
パラベンの代わりに
よく使われるものの代表として、
フェノキシエタノール
という防腐剤があります。
<パラベン以外に、薬機法で許可された防腐剤の種類>
フェノキシエタノール
安息香酸塩類
パラオキシ安息香酸エステル(Na)
サリチル酸塩類
クロルクレゾール
デヒドロ酢酸(Na)
ソルビン酸(Na)
ヒノキチオール
亜鉛
塩化セチルピリジニウム
塩化ベンゼトニウム など
パラベンフリーの落とし穴もあるので、
代用品として使われる
このような成分にも注目しておきましょう。
まとめ
現在パラベンに関する研究は進行中であり、
安全性についての議論が続いています。
調べてみて分かりましたが、
✅パラベンが女性ホルモンと関係する件、
✅パラベンフリーがすべていいとは限らない件
が参考になりました。
個人的に、
デリケートゾーンに使用するアイテムは
安全性の高いものを見極めて
使用したいと考えています。
- オーガニック認証を受けているもの
- パラベン使用の有無
- 使用されている成分
これらすべてを考慮し、
お気に入りのアイテムを
見つけていきたいですね。
最後までご覧いただき
ありがとうございました。
みっこ🌸